東京大学 国際保健学専攻 生物医化学教室
4.大腸菌コハク酸脱水素酵素複合体 大腸菌は豊富な分子遺伝学の背景を持ち、生物に共通な生命現象を解析する上で、最適な実験系である。我々は膜タンパク質のフォールディングとアセンブリーのモデル系として大腸菌のコハク酸脱水素酵素複合体を選び、アセンブリーにおけるヘムなど補欠分子族の役割や複合体内の電子伝達機構を調べて来たが、立体構造についての情報を得る目的で結晶構造解析を行なっている。